きまぐれ旅日記

-お城と神社巡りをのんびり記録する日記-

兵庫県、行ってきました。姫路市編その2

姫路旅行二日目です。


まずは廣峯神社を参拝しました。


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廣峯神社拝殿。


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廣峯神社本殿。


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現在の本殿は室町、拝殿は桃山時代に建てられたものです。
ともに国指定重要文化財です。


廣峯神社についてですが、
祭神主祭神として正殿に素戔嗚尊五十猛神を祀っています。


そして全国にある牛頭天王総本宮です。
牛頭天王とはインドの神であり神仏習合素戔嗚尊と習合しました。
そんな牛頭天王総本宮ですが京都の八坂神社も牛頭天王総本宮を主張しています。


また廣峯神社は黒田家と深い繋がりがあります。
官兵衛の祖父重隆は廣峯神社に参詣し、後に御師が御札を配るのと一緒に黒田秘伝の目薬を売るようになりました。これが黒田家繁栄の第一歩となります。
また当時の廣峯神社の大別当は、官兵衛の主君となる小寺政職の弟であり、黒田家と小寺家の繋がりが築けたきっかけでもありました。


神秘なる九つの穴。


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本殿の裏には九つの小穴があります。この小穴の中には九星の守護神が鎮まっています。願い札と賽銭を投げいれてこの小穴に向かって囁くように願い事をすると、必ず成就すると言われています。

僕もお願い事してみました。どうか成就しますように…。


薬師堂。


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薬師如来素戔嗚尊のくしみたまを表し、病気を治してくれる仏様です。


御師屋敷(魚住家)。


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現存する御師であった魚住家の屋敷です。


黒田家屋敷。


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黒田家の屋敷だった場所と言われていますが、現在はわずかに石垣が残るのみです。


目薬の木。


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こうやって木を育てて目薬を作っていたのでしょうか。
黒田家の目薬はよく効くと評判だったそうです。


黒田三代。


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さすがゆかりの地ですね。


天祖父神社(あまさいしゃ)。
伊弉諾尊天照大御神伊弉冊尊を祀っています。


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夫婦石。
伊弉諾尊伊弉冊尊の夫婦にあやかり、安産・子宝を祈願する夫婦がよく訪れるそうです。


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次は英賀城本丸跡に向かいました。
英賀城本丸跡。


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かつて三木氏が城主を務めていた城であり、三木城・御着城と並び播磨三大城と称されていました。
しかし1567年、播磨進出を狙う毛利軍が播磨に攻め込みましたが、官兵衛が撃退しました。
さらに1580年、中国進出を開始した秀吉軍により、一夜にして全てが焼失したと言われています。


英賀神社。


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境内には播磨灘物語の文学碑や英賀城土塁跡があります。
英賀神社は司馬遼太郎好きが訪れるスポットとして有名です。
司馬遼太郎の先祖は英賀城に籠城し、官兵衛と敵対した武士だったと言われています。


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次は御着城址に向かいました。
御着城址


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赤松氏の一族で西播磨最大の領主だった小寺氏の本城跡です。
かつては御着城があった場所ですが、現在は御着城をイメージした姫路市役所出張所が建っています。
御着城公園内には黒田官兵衛の顕彰碑が建立しています。


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すぐ近くに黒田家廟所もあります。
ここは官兵衛の祖父重隆と生母明石氏を祀る廟所です。


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道路を挟んで反対側には小寺大明神があります。
ここは御着城主小寺家三代とその家臣を祀っています。


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以上が二日間に渡る姫路官兵衛ゆかりの地巡りでした。
今回の旅でのお気に入りスポットは廣峯神社です。
姫路駅からバスとタクシーを使っていくため少々アクセスしにくいところはありますが、それを押して余るほど素敵場所でした。
神社にまつわるエピソードを通して、その土地を知ることはとても面白いと感じました。
城だけじゃなく神社にも興味がわいてきました。
心残りといえば、姫路城の大天守に行けなかったことですがグランドオープンしたらいずれまた行きたいです。



最後に姫路で見つけた面白いもの・購入したものを紹介して締めたいと思います。
白鷺のマンホール。
姫路らしさが出て美しいマンホールでした。


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廣峯神社で購入した御守り。
・勝守
官兵衛の勝負強さにあやかりたいです。


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・智恵授
のどから手が出るほど官兵衛の知恵がほしいです。


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・財福守
この御守りを見て倹約家だった官兵衛を思い出して貯金を頑張ろう。


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・交通安全守
自転車に乗るようになったので念のために購入しました。


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播磨国総社で購入した御守り。

・勝守
黒田家の旗がイメージされていて力強い御守りです。


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書寫山圓教寺で購入した記念品。
緑は健康を表しています。末永く健康でいたいです。


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